タムノップ タイ・カンボジアの消えつつある堰灌漑

福井捷朗、星川圭介著

2009年3月刊 A5判 190頁 めこん (5%)税込\3675 (本体\3500)

タムノップとは、川を堰き止め、あふれた水を周囲の水田に導く、タイやカンボジアに伝わる自然条件を巧みに利用した灌漑設備のこと。著者たちは1997年以来、東北タイ、西北カンボジアでこのシステムを調査し、航空写真や、古い行政文書の解読、農学・灌漑工学のからの詳細なデータ収集などで、初めてその全容を明らかにした。

【主要目次】
第1章 タムノップの概要
 1.タムノップとは何か?
 2.百聞一見に如かず
 3.タムノップの規模
 4.呼称としての「タムノップ」
 5.石のない世界
第2章 タムノップ・システムの構造と機能
 1.河川流の堰上げ機能
 2.溢流水の拡散機能
 3.余剰水の還流機能
 4.土堤と樋管
第3章 タムノップの築造と維持・管理
 1.築造場所の選定
 2.木組み
 3.土盛り
 4.労働力
 5.土地
 6.維持と管理
 7.村落組織
第4章 東北タイにおけるタムノップの盛衰と天水田
 1.タムノップの起源
 2.地方行政の関与
 3.水田開拓と米収量
 4.天水田の拡大
 5.ZimmermanとPendleton
 6.CMHにみる天水田
 7.結論
第5章 タムノップのファーイ化
 1.板張りタムノップ
 2.余水吐タムノップ
 3.ファーイ化
第6章 タムノップの将来
 1.降雨と河川流量
 2.間欠的河川からの取水
 3.スペート灌漑
 4.タムノップの有効性
 5.タムノップの将来
附論 タムノップの時空間的広がり
 1.空間的広がり
 2.時間的広がり
参考文献
タイ国地方行政文書(チョットマイヘット、CMH)一覧
付録 収録した24タムノップの記載

 

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