森を使い、森を守る タイの森林保護政策と人々の暮らし

藤田渡著

2008年3月刊 A5判 252頁 京都大学学術出版会 (5%)税込\3990 (本体\3800)

タイ東北部パーテム国立公園内に生きるに足るだけのものを耕し、あるいは、、森や川から恵みを獲て伝統的生活を営む人々がいる。国立公園内では、明らかに違法ではありながら、建前としての制度と現実の運用との柔軟な使い分けによって、「やわらかい保護」のなかで生きている。建前としての制度と現実の運用をやわらかく使い分け、自然を人間から隔離するのではなく、地域に根ざした文化と一体として使い、守る方策を探る。

【主要目次】
第1章 森の中の村
第2章 「やわらかい保護」のメカニズム―「国家保全林」の制度と運用
第3章 矛盾解消への動き―「やわらかい保護」はなくなるのか?
第4章 国立公園という「社会生態空間」―「やわらかい保護」がつくりだしたもの
第5章 食物からみる人と自然のつながりの実像―「自然にしたがって生きる」ということ
第6章 「つながりの論理」が生まれる瞬間―文化形成のインターフェースとしての自然環境の認識
むすびにかえて―森と社会はどこへ向かうのか

 

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