染織列島インドネシア

渡辺万知子著

2001年3月刊 A5判 432頁 めこん 9,000円

  模様のデザインがまったく違う衣装に出会うと、出身地を聞いてその島を訪ね、市場に立つ美しい衣装にひかれてその人の村を訪ねる。次にどんな模様に出会えるか、どんな人たちが住んでいるか。私は島から島へ歩きはじめた。部族が変われば伝統文化は異なり、衣装の模様も違う。どの島でも今日まで伝統模様はしっかり受け継がれ、模様を見ればどの部族に属するかわかるほどはっきりとした個性を持っている。
 他方、島々への文明や外来文化の伝播は一様ではなく、衣装の素材と機織り道具に伝播の違いが見られ、模様にもその影響が現れていた。インドネシアはまさに染織の生きた博物館であった。
 では、この博物館、「染織列島インドネシア」を御案内しましょう。二十八年間、毎年毎年訪ねた島々の人々の暮らしと染織との関わり、染織技法や模様の意味を紹介します。本書を通してインドネシアの多様で豊かな染織文化にふれ、人々の気風とくらしぶりに関心を寄せていただけたら幸いです。
(本書「はじめに」より)

【目次】
口絵
バリ島/スンバ島/サウ島/ロティ島/ティモール島/フローレス島/レンバタ島/アドナラ島/アロール島/テルナテ島/スラウェシ島/ロンポク島/スンバワ島/ジャワ島/マドゥラ島
はじめに
染織用語解説
バリ島
スンバ島
サウ島
ロティ島
ティモール島
フローレス島
ソロール諸島・アロール諸島
スラウェシ島
ロンボク島
スンバワ島
ジャワ島
あとがき
歴史・文化・民族索引
染織用植物名索引
模様名・模様題材索引
衣装関係・布索引
染織用語索引

 

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