トランスナショナル・ジャパン アジアをつなぐポピュラー文化

岩渕功一著

2001年2月刊 46判 360頁 岩波書店 2,800円

【目次】
序章 九〇年代 −グローバライゼーションのなかのアジア回帰−
  日本−アジア−西洋
  グローバライゼーションのなかの近代アジア回帰
  本書の構成
第一章 「ジャパナイゼーション」再考 −グローバライゼーションとローカライゼーションの相克−
  文化的無臭商品
  ジャパナイゼーション?
  グローバライゼーションにおける脱中心化の力学
  アメリカのグローバル文化ヘゲモニーの変容
  構造化される文化差異
  グローバルな眼差しから見た日本の文化的プレゼンス
  東・東南アジアにおいて再配置される文化的不均衡
第二章 ハイブリディズム −世界における日本の文化/文明的意義言説−
  ハイブリディティーとハイブリディズム
  異民族同化からシンポリックな文化混淆へ
  西洋を飼い馴らす日本
  グローバラィゼーション理論と日本の異文化受容能力
  文化から文明へ
  日本文明の世界史的使命
  アジア文明と日本のポピュラー文化
第三章 ソフト・ナショナリズム 
  テクノ・ナショナリズムVS.テクノ・オリエンタリズム
  グロテスク・ジャパン
  ソフト・ナショナリズムとその不安
  グローバル文化交通の錯綜性
  アジア文化外交 − 使命としての日本文化輸出
  「日本化」されるアジア?
第四章 グローカライゼーション −日本メディア産業の東・東南アジア市場戦略-
  アジア・メディアウォーズ −日本の出遅れ
  アジア市場での現地化戦略
  日本の異文化土着化経験の商品化
  アジアの「ローカル」スター発掘
  グローカライゼーションの限界
  東アジア市場での同時的メディア流通
  アジアン・モダニティーの芳香?
第五章 文化的近似性・近時性の節合 −台湾「日本偶像劇」の受容から−
  薄れる「日本」への思い入れ?
  文化的近似性
  東アジアのメディア市場状況
  日常で語られる「日本偶像劇」
  『東京ラブストーリー』を観る
  情緒的リアリズムと文化的近似性
  文化的に近く「なる」−近似性と近時性の節合
第六章 日本におけるポピュラーアジア消費
  文化共通性と時間差
  「アジアは一つ」?−ディック・リーのハイブリッド・ポップス
  汎アジア的文化融合の衝動、再び
  資本主義的発展軸への回収
  アジアへの資本主義的ノスタルジア
  失われた近代化のエネルギー
  「おしゃれな香港」を売る
  アジアン・モダニティーへのノスタルジア
  東アジアにおける資本主義的同時間性
終章 アジアン・ドリームワールド
 注
 あとがき
 引用文献

 

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