華麗なるインド系文字

町田和彦編著

2001年2月刊 A5判 208頁 白水社 2,400円

インド系文字の仲間は、その驚くべき多様性、伝播の拡がりの規模などから世界でも珍しい文字のグループです。インド、バングラデシュ、ネパール、スリランカなどの南アジアや、タイ、カンボジア、ミャンマー、ラオスなどの東南アジアを旅した方は、それぞれの国のお札や市街のさまざまな表示に使われている不思議な形をした文字を目にしたことでしょう。これらの文字が、この本で紹介するインド系文字の仲間たちです。インド系文字という名称は、これらすべての文字の源が紀元前3世紀にインド亜大陸に出現した文字(ブラーフミー文字)に遡れることに由来しています。
(中略)
本書の最大のもくろみは、現在使用されているさまざまなインド系文字を対比して一覧してみようというものです。このような試みは、今までほとんどありませんでした。文字に関心のある方やアジアの諸言語の習得を志す方にはもちろんのこと、図書資料の整理などの実務に携わる方にも情報を得る入り口としてお役に立てれば幸いです。まずは華麗なるインド系文字の世界を大いに楽しんでください。
(本書「まえがき」より)

【目次】
まえがき
インド系文字について − この本の楽しみ方 −(町田和彦)
インド系文字文化圏
文字の世界と言語の世界
ブラーフミー文字
音節文字としてのインド系文字
リストの見方
リストA(文字一覧)
 地図(インド系文字の分布)
 母音字 (01〜10)
 母音記号(01〜10)
 子音字 (01〜33)
 数字  (01〜10)
リストB(発音、書き順付き文字別対照表)
 母音字 (01〜10)
 母音記号(01〜10)
 子音字 (01〜33)
 数字  (01〜10)
文字豆知識つまみ食い
 デーヴァナーガリー文字(町田和彦)
 グルムキー文字(岡口典雄)
 グジャラーティー文字(内藤雅雄)
 ベンガル文字(丹羽京子)
 オリヤー文字(山部順治)
 シンハラ文字(野口忠司)
 チベット文字(星 泉)
 ビルマ文字 (加藤昌彦)
 ラオ文字(鈴木玲子)
 タイ文字(鈴木玲子)
 クメール文字(上田広美)
 テルグ文字(児玉 望)
 カンナダ文字(児玉 望)
 マラヤーラム文字 (山下博司)
 タミル文字(山下博司)
 グランタ文字(高島 淳)
 ターナ文字(山部順治)
 インターネットでインド系文字(永崎研宣)
あとがき

 

ホーム