地図がつくったタイ 国民国家誕生の歴史

トンチャイ・ウィニッチャクン著 石井米雄訳

2003年11月刊 46判 418頁 明石書店 3,980円

19世紀末の東南アジア、英仏列強にはさまれたシャムは、権益を守り、拡大するため、軍隊と地図作成隊を使い、周縁地域に進出していった。国家や国民という観念の創造、定着と近代的地図の相関関係を明るみに出す論考。ベネディクト・.アンダーソンに、『想像の共同体』を補完する労作と言わしめたナショナリズム研究。
原著者は、1976年の「血の水曜日」の際、タマサート大学で学生運動の指導的役割を果たした体験をもつ。

【目次】
日本語版まえがき
まえがき
タイ語表記について
謝辞 
序論 国民という観念(ネーションフッド)の存在
第1章 民俗知空間と古代の地図
第2章 新地理学の登場
第3章 国境線
第4章 主権
第5章 周縁
第6章 地図作成―空間の新技術
第7章 地理的身体(ジオボディ)
第8章 地理的身体(ジオボディ)と歴史
結論 地理的身体(ジオボディ)・歴史・国家という観念(ネーションフッド)
訳者あとがき
注について

参考文献
用語解説
索引

 

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