東南アジア文学への招待

宇戸清治、川口健一 編

2001年11月刊 46判 352頁 段々社 3,500円

東南アジア文学への招待

東南アジアの文学作品が、本格的に日本語に翻訳され、出版されるようになったのは、80年代の初め頃からだった。これまで、200点以上の翻訳作品が刊行されている。
本書はこれまでこうした作品の翻訳や研究にたずさわってきた執筆者たちが東南アジア各国の文学事情や作品を紹介。東南アジア文学の状況を概観するには恰好の一冊。
巻末に「日本語で読める東南アジアの文学作品リスト」が収録されている。

【目次】
◆序−東南アジア文学へのいざない 押川典昭
T タイ文学 宇戸清治
 【解説】 1 タイ文学のいま 2 伝統文学から近代文学へ 3 近代作家シーブーラバーの描いたタイ社会 4 民主化時代の文学 5 新世代作家とその作品世界
 【作品】 放火犯(短編) 足元の追憶(短編)
 【タイ近現代文学史年表】
U ビルマ文学 南田みどり
 【解説】 1 ビルマ文学はいま 2 民族の誇りと文学 3 新しい文学の創造を夢見て 4 長編の運命 5 女性作家時代の真実 6 詩人たち 7 短編黄金時代の作家たち 8 ペンのカ
 【作品】 歌を歌って泣かねばならない(短編) 愛する人への手紙(短編)アウンチェインの詩二編
 【ビルマ近現代文学史年表】
V ベトナム文学 川口健一
 【解説】 1 近代文学 2 近代文学の諸相 3 現代文学
 【作品】 変化(短編) 年に一度だけの日(短編) ハン・マック・トゥ/ルー・チョン・ル/フイ・カンの詩
 【ベトナム近現代文学史年表】
W インドネシア文学 森山幹弘
 【解説】 1 インドネシア文学とは 2 語りの伝統 3 読者の広がり 4 社会と文学のかかわり 5「改革」以後、文学の変化 6 インドネシア文学のこれから
 【作品】 溶室ノ歌唱ヲ禁ズ(短編) サマン(抄訳) グナワン・モハマッドの詩
 【インドネシア近現代文学史年表】
V マレーシア文学 舛谷鋭
 【解説】 1 二〇世紀のマレー文学 2 馬華文学運動の目指すもの 3 タミル語文学の流れ 4 民族問題をどのように題材化するか 5 マレーシア文学への試練
 【作品】 明日が来れば(短編) 親愛なるデニス(短編)
 【マレーシア近現代文学史年表】
Y シンガポール文学 幸節みゆき
 【解説】 1 なぜ「英語」文学か 2 英語で詩を書くこと 3 シンガポール英語詩を読む 4 他のジャンル
 【作品】 エドウィン・タンブーの詩四編 アーサー・ヤップの詩四編 リー・スーペンの詩二編 アルヴィン・パンの詩
 【シンガポール近現代文学史年表】
◆日本語で読める東南アジアの文学作品リスト
◆あとがき

 

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