女性が語るフィリピンのムスリム社会 紛争・開発・社会的変容

石井正子著

2002年2月刊 A5判 242頁 明石書店 4,200円

本書は、1970〜80年代に内戦を経験し、避難民となり、資本主義経済が拡大していったなかで日常生活を再建してきたミンダナオ島のムスリム女性たちに焦点が当てられている。著者は、13ヶ月間にわたって彼女たちと共に生活。その間に出会った女性たちは、紛争の経験や日々の生活・習慣を著者に語ってくれた。彼女たちの「語り」は、文献からは知りえない、女性自身の考え方や生活世界の変化が生き生きとつむぎだされていた。その「語り」を記述することを通じて、女性自身の視点や、彼女たちに映るミンダナオ島の過去50年間の社会経済的変化を見つめ直す。

【主要目次】
第1章 フィリピンのムスリム社会と女性
第2章 サランガニ地方
第3章 貨幣経済、資本主義経済への移行期の地域社会とムスリム女性
第4章 武力紛争とムスリム女性
第5章 商業漁業の発展とムスリム女性
第6章 行動範囲の広がりとムスリム女性
第7章 「語り」にみるムスリム女性の社会的変容

 

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