タイ・ベトナム枝葉末節旅行

前川健一著

1996年6月刊 46判 304頁 めこん 1,500円 

1995年11月から1996年2月まで、タイ・ベトナムの旅日記。
『夕方、バンコク到着。七ヵ月ぶりだ。日本が寒くなるとタイに来て、タイが暑くなると日本に戻るという渡り鳥生活も、もう六年目か七年目に入る。
空港のタクシーは、合法的にぶったくるので使わない。ドーンムアン空港は空軍が力を持っている所なので、白タクも公認されている。出発ラウンジに行き、出発客を乗せてきたタクシーをつかまえる。渋滞はたいしたこともなく、ラチャダーピセーク通りの下宿に着く。部屋で長袖シャツも脱ぎ、Tシャツ一枚になる。顔を洗って、なじみのめし屋に行く。主人も店員たちも、あたたかく迎えてくれる。
「おっ、来たね。また、しばらく居るんでしょ」
「うん」
トム・カー・カイ(鶏肉の酸味スープ。ココナツミルク入り)と、チャプチャイ(野菜煮込み)を食べる。
グータラ生活が、タイでも始まった。』(本文より)

【目次】
全都工場現場のバンコクで本屋めぐり。静かな街へ逃亡したい。
北タイから東北タイへ。コーンケーンでモーラム。退屈と遊ぶ。
年末年始はバンコクで。涼しき熱帯。
サイゴンは便器だった。料理も音楽も淡泊だったが、カイルオンに歓喜。
中部タイ転々。フアヒンで海上生活。カーンチャナブリーでは川辺の生活。
バンコクの渋滞にはうんざりだ。街をホコリにまみれてトボトポ歩く。
あとがき − 日本にて

 

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