マハティール政権下のマレーシア 「イスラーム先進国」をめざした22年 (研究双書557)

鳥居高編

2006年12月 A5判 382頁 アジア経済研究所 (5%)税込:\4935 (本体:\4700)

「2020年までの先進国化」を国家ビジョンに掲げ、マレー系企業の育成と独自のイスラーム促進政策を追求したマハティール政権の国家構想と成果を多面的に検証。

【主要目次】
序論 鳥居高
第T部 マハティール政権の意図とビジョン
 第1章 マハティール政権「イスラーム先進国・マレーシア」をめざした22年―その内容と枠組み― 鳥居高
   第1節 マハティール政権期概観―22年間にマレーシアで何が起きたのか?―
   第2節 マハティール政権の主要政策の概観と初期条件
   第3節 マハティール政権がめざしたもの―「イスラーム先進国・マレーシア」の要素―
   第4節 マハティール政権の政策運営の枠組み
 第2章 ポスト1990年問題をめぐる政治過程―ビジョン2020誕生の背景― 中村正志
   第1節 ビジョン2020の国家・社会像
   第2節 1990年以後の政策をめぐる対立
   第3節 統合原理としての経済成長
第U部 マハティール政権の運営と主要政策
 第3章 マハティール政権の財政運営―財政収支の長期分析が語るもの― 梅ア創
   第1節 マレーシア財政の構造と特徴
   第2節 財政収支分析
   第3節 分析結果
 第4章 民営化政策と企業グループへのインパクト 熊谷聡
   第1節 マレーシアの民営化政策の変遷
   第2節 分析対象企業グループの選別
   第3節 ケーススタディ
   第4節 民営化政策を用いた企業グループ育成の成否とその要因
 第5章 「小国」マレーシアと国際環境への対応―外資の役割を軸として― 石戸光
   第1節 マレーシアにおける外国資本の流入と性質
   第2節 マハティール政権における外資誘致政策とその輸出動向への帰結
   第3節 マレーシアの輸出動向に見る外国直接投資誘致の定量的な評価
 第6章 開発戦略とイスラーム金融の融合の試み―イスラーム銀行を中心に― 中川利香
   第1節 イスラーム金融制度の導入と政府の育成策
   第2節 開発におけるイスラーム金融
   第3節 イスラーム金融制度の運用状況―銀行を中心に―
第V部 マレーシア社会の変化と対応―「バンサ・マレーシア」のもとで―
 第7章 マハティール政権期の高等教育改革―国家構想・政策転換・政治論争― 左右田直規
   第1節 新経済政策(NEP)期の高等教育政策
   第2節 1990年代における高等教育政策の転換
   第3節 私立高等教育の拡大と国立大学の法人化
   第4節 高等教育改革をめぐる政治的争点と対立軸
 第8章 ウラマー指導体制下での汎マレーシア・イスラーム党(PAS)―イスラーム主義と民族問題のはざまで― 川端隆史
   第1節 ウラマー評議会体制成立以前のPAS
   第2節 ウラマー評議会体制下のPAS
   第3節 イスラーム政策の実施―イスラーム刑法の導入の試みを例に―
   第4節 イスラーム主義と民族問題のはざまで
 終章 マハティール政権の成果と位置づけ 鳥居高
  第1節 本書で明らかになったこと―「イスラーム先進国・マレーシアの確立」について―
  第2節 「ヌグリ」(negeri)から近代国家「マレーシア」の確立へ
   第3節 本書が残した課題
索引

 

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