脱植民地化とナショナリズム 英領北ボルネオにおける民族形成

山本博之著

2006年5月刊 A5判 372頁 東京大学出版会 (5%)税込:\8610 (本体:\8200)

北ボルネオ地域(サバ)は、脱植民地化の過程でも、強固な一つの「民族」を立ち上げることがなかった。複数の民族が共存しながら模索する「戦わないナショナリズム」とは何か。ナショナリズムと民族アイデンティティに焦点をあて、サバにおける外来の思想や概念の受容のされ方を検討する。

【主要目次】
T 受け継がれるナショナリズム
 第1章 学説史の整理
 第2章 歴史的・社会的背景
U 均質なネイションを求めた人々
 第3章 ステファンとその「原住民」概念
 第4章 K.バリとその「民族」概念
 第5章 サバ・ネイション概念の誕生
V 文明の光を継ごうとした人々
 第6章 イギリス帝国の中のカダザン人
 第7章 マレー・イスラム世界の中のムスリム/マレー人
 第8章 北ボルネオの「愛国華僑」と中華商会
W 脱植民地化における民族形成
 第9章 マレーシア連邦構想
 第10章 政党結成と民族認識
結論

 

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