スカルノ インドネシア「建国の父」と日本 (歴史文化ライブラリー)

後藤乾一、山崎功著

2001年5月刊 46判 218頁 吉川弘文館 1,700円

バンドゥン会議を機に第三世界を代表する政治指導者として国際的に知られるようになったスカルノについては、巻末の参考文献にみるように各国で数多くの研究書や評伝が出版されてきた。またインドネシアにおいては、1998年5月の「スハルト体制」崩壊後の急速な民主化のなかで、過去30年間真正面から論じることが注意深く避けられてきたスカルノについて、多面的な角度からの再検討が始められている。こうした内外の先行業績をふまえつつ本書は、人間スカルノの70年の生涯を日本との関わりを手がかりに跡付けたものである。換言すれば20世紀日本・インドネシア関係史を、スカルノを通して素描せんとしたささやかな試みでもある。(本書「現代史のなかのスカルノ」より)

【目次】
現代史のなかのスカルノ
青年スカルノ
 オランダ領東インド
 青年民族主義者スカルノ
スカルノとインドネシア民族主義
 「太平洋問題」とスカルノ
 法廷陳述「インドネシアは告発する」
 日本の膨張と蘭領東インド
 スカルノ、ハッタの日本観
 日本の南進とその波紋
日本軍政とスカルノ
 「対日協力」の論理
 旧慣制度調査委員会
 日本軍政への期待と失望
 訪日から独立へ
独立闘争期のスカルノ
 オランダの復帰と「スカルノを対手とせず」
 独立をめぐる二つの路線
第三世界のリーダーとして
 バンドゥン会議を取り巻く国際環境
 西イリアン解放闘争
闘争の終わり
 スカルノ政治の明暗
 落日のスカルノ
あとがき
主要参考文献

 

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