村落開発支援は誰のためか インドネシアの参加型開発協力に見る理論と実践

小國和子著

2003年10月刊 A5判 296頁 明石書店 3,000円 品切れ

開発援助とは先進国の支援者にとって何を意味し、逆に、途上国の人々にとって何を意味するのか。著者は青年海外協力隊員としてインドネシアの農村開発実務に携わってきた経験から、開発支援は「介入」である、ということを前提に、現実から乖離した「べき論」を廃しつつ、支援側、被支援側の相互関係、相互作用をもとに開発支援の意義を提言する。

【主要目次】
『村落開発支援は誰のためか』の出版に寄せて
序章 内と外のはざまで
 1 本書の目的
 2 実践における「参加」の効用と弊害
 3 村落開発概念の検討と「支援」
 4 インドネシアの村落開発政策と変わりゆく地域の固有性
第1章 支援フィールドを読み解くために
 1 社会的行為者(アクター)への注目
 2 認識世界の断絶(discontinuity)
 3 相互学習のプロセス
 4 視点の転換の先に
第2章 舞台背景とアクターたち
 1 対象地域の概況と開発
 2 土地開拓者子孫の語りにみるリーダーシップと参加
 3 協力隊事業の個別性と議論の普遍性
 4 アクターとしての協力隊員(s)
 5 プロジェクトの概要:事業の背景と内容
第3章 アクターたちの出会いとあゆみ
 1 農業分野における学びのプロセス
 2 「参加型」の村落給水
 3 農業土木事業における持続性の理解
 4 女性支援の活動
 5 プロセスで支援者は何を学んだのか
第4章 村落開発支援の意味とアクターとしての展望
 1 共育への道しるべ
 2 内省的実践としての研究
結論 差異を生きるわたしたち
解説 「プロジェクト・エスノグラフィー」第一号

 

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