激動のインドネシアと20匹の猫

小菅伸彦著

2006年1月 46判 266頁 めこん (5%)税込:\1995 (本体:\1900)

猫好き、インドネシア好きの人必読。著者は経済アドバイザーとしてジャカルタの政府機関派遣時にスハルトの退陣に巻き込まれ、激動するインドネシアをつぶさに観察する。そのルポもさることながら、本書の力点はむしろ猫。行方不明になった猫の捜索、下水で死にそうになっている子猫を泥だらけになって救出…など、著者の猫への愛情には脱帽。

【主要目次】
第1章 八年ぶりのインドネシア
チェンカレン(スカルノ・ハッタ国際空港)/ホテルの猫/国家開発企画庁(BAPPENAS バペナス) /ジャカルタの変貌/借家探しとお手伝いさんたち/+ブン・カルノとパ・ハルト―インドネシア人の呼称/+風を探す―チャリ・アンギン
第2章 ハッタが眠る町 *ジャカルタ1986〜89年
猫たち―カルノとハッタ/ハッタの失踪/帰国まで続けた捜索/猫たち―コロク、ミースケ、コジロー/緑豊かなハントゥア通り/+カキ・リマ―インドネシアの屋台
第3章 日本で暮らしたカルノとコロク
帰国/仲良しのカルノとコロク/母の病気とカルノの事故/コロクの死/それからのカルノ 
第4章 旱魃と通貨危機 *ジャカルタ1997年
ラジオ通りの暮らし/未曾有の旱魃/通貨危機/母の死/子猫(チビとミケ)を連れてきた灰色猫(イブ)/グヌン・キドゥルへの旅行/+インドネシア語と地方語/+クレテック煙草
第5章 ジャカルタ暴動とスハルト政権崩壊 *ジャカルタ1998年
深刻化する危機/レバラン(イドゥル・フィトゥリ)/新しい猫たち―トラ、シロ、プティ、ギア、ニア/末期症状のスハルト政権/公共料金値上げ、デモ、銃撃事件/ジャカルタ暴動/緊急一時帰国/+1965年9・30事件
第6章 スハルト以後 *ジャカルタ1998〜99年
ハビビ大統領/新しい時代/ミケの仔猫―ラマ、タマ、トゥリ、スリ/レオとの出会いとギアの災難/プティの死とイブとの別れ/ブッジョー/国政選挙/その後のインドネシア政治+のるかそるか
第7章 カンポンへの引っ越しとチビの失踪
猫たちの将来とカンポンの家/ミケの死/猫たちの引っ越し/カンポン/チビの失踪/+援助と適正技術/+ドゥクン(オラン・ピンタール)―インドネシアの呪術師
第8章 チビの捜索
森の泉に籠もる/迷ったまま2000年を迎えたチビ/夜の山で迷う/二万枚の捜索ビラとドゥクンの予言/再会/+ジャワの蛍
第9章 チビの帰還とカンポンの暮らし
チビの帰還/お礼のペスタ/カンポンの暮らし/猫たち/イノ伯父さんの死/マルシーの再婚/+ダンドゥットとクロンチョン―インドネシアの大衆歌謡/(囲み)カマル・マンディ(浴室・手洗い)
補論一 インドネシアのバブル経済とIMF
補論二 軽視された食糧危機

 

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