ものづくりの人類学 インドネシア・スンバ島の布織る村の生活誌

田口理恵著

2002年12月刊 A5判 424頁 風響社 8,400円

「モノ(伝統的織り布)がつくる人の関係」に注目し、そこから産地社会の今日的状況を問い直す。スンバ島東部の布作りが盛んな一集落を舞台に、布を介して展開される人間関係・社会関係を丹念に記述。

【主要目次】
はじめに
地図
序章 モノから見る「社会」
 1 モノ研究と「布Cloth」という課題
 2 フィールドワーク
 3 検討課題と本書の構成
第一章 スンバ島とその社会的環境変化
 1 東インドネシアのなかのスンバ島
 2 90年代の東スンパ県の状況
第二章 在来製布技術の特徴
 1 手織機と身体運動
 2 在来技術による布作りの工程
第三章 二つの世界をつなぐ布
 1 スンバ島における布の利用と社会的身体
 2 売られていく布の行方
 3 売る布と贈る布
第四章 「布を織る村」の変貌
 1 家屋と祭祀集団
 2 集落Pの変遷
 3 「大きな家」と「小さな家」の相互関係
第五章 日常生活の諸局面
 1 日々の活動と変化
 2 共同の機会
 3 「世帯」と「家族」
第六章 暮らしを支える布作リ
 1 布作りと労働交換
 2 織り出される「世帯」間の関係
 3 家内工業と家内的領域
終章 原始機のパラドクス
 1 原始機のパラドクスとその意義
 2 ものづくりと地域社会
参考文献
資料(地図、図表)
索引

 

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