インドネシア外交官の目から見た日本

アブドゥル・イルサン著 宍戸久美子訳

2006年3月刊 46判 264頁 (有)オフィス・プロモシ (5%)税込:\1575 (本体:\1500)

筆者は2003年より現在に至るまで、現職の在日本インドネシア共和国大使。本書は著者自身が言うように、研究結果に基づく学術書ではない。ただ、第二次世界大戦時の日本の歴史的事実から現在の日本の政治情勢に至るまで、大使としての赴任期間中に調査、観察、経験したことに基づいた率直な見解が述べられている。
例えば、筆者は今もなお理解することのできない一つの疑問があるという。「日本人は非常に礼儀正しく、親しみ深い民族であると感じるのに」、「なぜ、日本軍がインドネシアの占領期間中、あれほどにも残虐な、非人間的とも言える態度を示したのか?」
また、「日本では、インドネシアの独立は日本政府の指導と尽力により実現したのだとする者が多い」が、日本の軍事訓練や、個人的な貢献は認めつつも、「オランダ及び日本の植民地支配に対抗してのインドネシア民族独立への過程は、インドネシア自身の民族指導者と独立闘争者の完全なるイニシアティブに基づいて遂行されたものである」と明確に述べる。

【主要目次】
1 日本の近代化への過程
2 太平洋戦争への道
3 日本の政治改革
4 世界政策、地域政策、国際政治、地域政治における日本の様相
5 「二つの真実の間における」インドネシアと日本

 

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