アジア女性交流史研究 全1巻[全18号合冊/1967年11月〜1977年2月]

山崎朋子、上笙一郎編

2004年1月刊 B6判 712頁 港の人 22,000円

女性史・近現代史研究者の間では、まぼろしの雑誌といわれていた『アジア女性交流史研究』全18号(1967年11月〜1977年2月。ほぼ年2回刊)を合冊にして復刊。
『サンダカン八番娼館』の著者・山崎朋子が編集執筆。また森崎和江、山川菊栄、平塚らいてう、尾崎秀樹、竹内好、江刺昭子、高井有一ほか、多くの執筆者が寄稿。テーマは植民地と女性、東南アジアの女性の地位、アイヌ人のことなど多岐にわたる。これまで埋もれていたアジアの女性の存在と歴史を掘り起こすという先駆的な役割を果たした。
今回、新たに山崎朋子著「『アジア女性交流史研究』の思い出」(書き下ろし)、総目次・執筆者名索引を掲載。

【主要目次】
第1号(1967.11)

 私の会ったアジアの女性たち・その1 朴順天さんと黄信徳さん 山川菊栄
 アジア女性交流史・第1回 海にひびくからゆきさん哀歌 山崎朋子
 戦場慰安婦・雑感 伊藤桂一
第2号(1968.3)
 〔詩〕朝鮮海峡 森崎和江
 日本へ嫁いできたベトナム婦人 坂本徳松
 スメドレーの墓 尾崎秀樹
 明治の海外売娼覚え書 村上信彦
 ある満蒙開拓青少年義勇隊員の記録・第1回 新舟亥三郎
第3号(1968.7
 トーチカの祝いをみて 田中寿美子
 アジア女性交流史・第3回 蒙古教育につくした日本女性 山崎朋子
第4号(1969.1)
 大東亜共栄圏と昭和元禄 高井有一
 在韓日本人 藤崎康夫
第5号(1969.7)
 対島の海女と韓国人 河野信子
 インドの女性 小山起生
 おかあちゃんの思想 福井稔剛
 私の会ったアジアの女性たち・その1 李徳全女史をお迎えして 平塚らいてう
第6号(1970.1)
 朝鮮の少女 青地晨
第7号(1970.9)
 
日米安保条約についての声明 アジア女性交流史研究会
 朝鮮語のすすめ 竹内好
 香港・マニラ・バンコクの印象 江刺昭子
 沖繩の踊りをみて 永井路子
第8号(1970.12)
 思い出すまま 安部知二
 『警報読本』と一中国人女子学生 田中真人
第9号(1971.4)
 奈良女子高等師範学校の中国人・朝鮮人留学生 中塚明
 いわゆる『内線結婚』について―日朝婚姻関係史の一時期― 金一勉
 第二次「朝鮮教育令」と朝鮮民族の抵抗 欄木寿男
 念願(上)一中国人主婦の成長の記録 馬昭著・今田好彦訳
第10号(1971.9
 アジアと日本のナショナリズム 山辺健太郎
 ある八路軍とともに―連載・その1― 石井出かず子
 差別と戦う若者たち―在日韓国教会の集会から― 山口明子
第11号(1972.3)

 日本児童文学における畝傍艦の行方 上笙一郎
 金子文子の朝鮮体験―日本の反逆女性― 金一勉
第12号(1972.11)
 
児童文化のアジア 日本わらべ唄にみるアジア蔑視 上笙一郎
 『趙君瑛の日記』について―日中関係の一史料― 岡部牧夫
 矢内原忠雄の「植民政策」学―研究ノート― 小竹一彰
 底辺女性よりの証言 アイヌ女性として 岡本頼子
第13号(1973.7)
 アジアの旅 美しい響きの名を持つ町々の旅から 水沢周
 アジアの旅 約束の旅 重野幸子
 子どもの頃のアジア観について 村上百合子
 日帝治下における韓国女性に対する教育政策とその抵抗運動に関する研究 丁堯燮・有木憲子訳
第14号(1973.12)
 タゴン村の昼と夜 佐江衆一 子どもの頃のアジア観 河野信子
 アジア伝道者の妻として・その1―わたしのアジア体験― 梅森幾美
第15号(1974.7)
 
子どもの中のアジア 山内協子
 朝鮮生まれの日本人であるということ 清水真砂子
 女の重たさ 梅谷朗子
 テンゲル―ジャワのある特異な社会 床井恵
第16号(1974.12)
 中国の女性私見 菊地昌典
 気になっていること―アジアの青年群像― 井上澄夫
 『浮世風呂』のおばあさん 杉みき子
 差別について 清水悦子
 女性史研究高田瞽女 市川信次
第17号(1975.10)
 ある感想 鹿野政直
 タイ繊維労働者の実態調査報告 カンチャナほか編・三宅義子訳
 私の生涯―ある植民地生活者の記録― 恩田舟星
第18号(1977.2)
 “限りなく日本人に近い朝鮮人” 金錫粉
 日本人の海外旅行 鹿山啓子
 日本ママのフィリッピン訪問 小塩れい
 記録アイヌ・ユーカラ・その1 天界の神様と人間祖先の伝説語り 葛野辰次郎

 

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