失われる文化・失われるアイデンティティ (世界の先住民族―ファースト・ピープルズの現在 10)

綾部恒雄 監修・編

2007年2月 A5判 408頁 明石書店 (5%)税込:\5040 (本体:\4800)

講座の最終巻、世界の先住民族が抱える問題を、言語、文化、経済、政治、環境などのテーマに分けて紹介する。人口の減少に伴い固有の文化やアイデンティティが変容していく現状を明らかにするとともに、今後の「先住民族」の行く末を探る。

【主要目次】
序文 先住少数民族について
解説(綾部恒雄)
〈言語〉
 1 先住民言語・多様な思考の危機(宮岡伯人)
 2 森の人・ムラブリ(坂本比奈子)
〈コスモロジー・精神世界〉
 3 ラコタ・コスモロジーと精神世界の現在(阿部珠理)
 4 ナバホの精神世界としての大地(加藤薫)
 5 ラフ・被征服民族の宗教史(片岡樹)
〈経済〉
 6 イヌイットの経済(岸上伸啓)
 7 イフガオ・生業構造の変化とグローバル化(貝沼恵美)
〈政治・法律〉
 8 先住権と権原―先住民族の基本的権利について(スチュアート ヘンリ)
 9 先住民運動としての「マウマウ」―英領東アフリカ・ギクユ人社会の政治過程(石井洋子)
 10 ヴァヌアツにおける「先住民問題」とその史的背景(白川千尋)
〈ジェンダー〉
 11 北タイ山地の女性たち(速水洋子)
 12 北米先住民・セックス/ジェンダー/第三の性(阿部珠理)
〈民族芸能〉
 13 しなやかな先住民バリ島トゥンガナンの芸能(山本宏子)
 14 南インド・ダリットの太鼓芸能―タミルナードゥ州の「タップ」文化(黒川妙子)
 15 ナバホの砂絵(加藤薫)
 16 ホピ・ジュエリーの歴史的発展過程とホピによる現在の意味付け(伊藤敦規)
〈儀礼〉
 17 タイ・クメール人の儀礼―その特質と衰退について(佐藤康行)
〈都市・人口〉
 18 北米先住民と都市(スチュアート ヘンリ、岸上伸啓)
〈環境・観光〉
 19 サマ・地域資源の利用と環境問題(赤嶺淳)
 20 観光開発と先住民(石森秀三)
〈教育・医療〉
 21 タイ山地民の教育(渋谷恵)
 22 カナダ・デネーの教育(新保満)
 23 マヤの医療(吉田栄人)
〈植民地主義〉
 24 大国の先住民と弱小国民との分岐点―ハワイとサモア(山本真鳥)
 25 ネイティヴの人類学(桑山敬己)
編者あとがき
監修者あとがき
索引
監修者・編者・執筆者紹介

 

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