都市下層の生活構造と移動ネットワーク ジャカルタ、東京、大阪、サン・クリストバルのフィールドワークによる実証

倉沢愛子編著

2007年4月刊 46判 360頁 明石書店 (5%)税込\5040 (本体\4800)

都市の下層社会の形成と住民の生活構造について、インドネシア、メキシコ、日本の異なる構造をもった3つの国のケースをとりあげ、開発とともに変容してゆく伝統社会のメカニズム、発生する諸現象、共通する問題を探求しながら生活のありようを実証的に論ずる。

【主要目次】
まえがき/倉沢愛子
1 外来者の流入と都市下層社会の変容―ジャカルタ南郊の集住地区の事例/倉沢愛子
 1 植民地都市ジャカルタの変容
 2 調査地レンテン・アグンの歴史的背景
 3 「開発」の開始と外来者の流入
 4 住民のプロフィル
 5 地域社会における外来者の地位
 6 故郷との絆―外来者20名の調査から
2 変容のなかのパサール(伝統的市場)―ジャカルタ南部L市場から/内藤耕
 1 ジャカルタのパサール
 2 ジャカルタ南部L市場
 3 L市場の常設店店主たち
 4 管理され得ぬパサールとカキリマ
 5 まとめ
3 都市下層の生活構造と社会的位置の変容―近現代の日本における貧困の性格変化/中川清
 1 異質な生活世界への関心
 2 近代の貧困概念の形成と展開
 3 貧困対策の実施状況と都市下層
 4 「中流社会」と貧困把握の変化
 5 多元化する貧困と社会生活
4 ひさぐ野宿者、もがく野宿者―地位隔離と意味世界/青木秀男
 1 日本の野宿者
 2 野宿者への道
 3 野宿者の隔離
 4 仕事の意味
 5 境遇の意味
5 離村インディオの流入と都市エスニシティの変容―サン・クリストバル市の事例から/清水透
 1 チアパス高地の社会関係の変化
 2 植民地的(コロニアル)フロンティアの消滅
 3 都市インディオ性の形成
 4 サン・クリストバル市における新たなフロンティア

 

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