禁じられた稲 カンボジア現代歴史紀行

清野真巳子著

2001年11月刊 46判 288頁 連合出版 2,000円

禁じられた稲

クメール・ルージュ支配下、ポル・ポトは浮き稲による伝統的な稲作りを禁じ、多収量の品種を導入しようとした。そのためにカンボジアの人々が掘らされた灌漑水路の全容を明らかにし、カンボジア知識人の抵抗の姿と苦悩を描く。

【目次】
第一章 禁じられた稲
  浮稲をさがして/浮稲の村/禁じられた稲/コン・プム家の食生活/田植え作戦 
第二章 稲と革命
 友だち/対立/飢えの時代/七〇センチ稲/奇跡の稲/稲の政治学
第三章 全貌を現すポル・ボト水路
 ポル・ポト水路を歩く/全貌を現すポル・ポト水路/古代の夢/ポル・ポトの農業思想/水路デザインの意味
第四章 ある水官僚の半生
 メコンのほとりで/少年時代/クメール・ルージュの記憶/「解放」以後/水路建設
第五章 メコンの東
 粛清の町で/指導者ソ・ピム/自裁への道/「スパイ」の影
第六章 ポル・ポトと戦った男
 襲撃/レジスタンス/新たな敵、レ・ドク・ト/修羅への道/未完の任務
第七章 ある知識人の悔恨
 ナショナリズム/学生時代/北京の日々/集団農場/分かれ道/レーニンの呪縛
第八章 フー・ユオンの伝説
  ポル・ポトの敵/革命家の故郷/二つの部隊/少年たちのナショナリズム/フー・ユオンの夢/歴史の絆
あとがき

主な参考文献

 

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