カンボジア花のゆくえ

パル・ヴァンナリーレアク著 岡田知子訳

2003年10月刊 46判 216頁 段々社 1,900円

「市民はみな、プノンペンを出よ」 ― 1975年4月17日、首都に突如現れた黒ずくめの兵士たち。資産家ソコンは身の危険を感じ、一人娘のミアルダイに、同居する青年ボライと夫婦を装うよう命じる…。飢餓と殺戮、強制労働の極限状祝の中で、三人の人生の歯車も大きく狂わされていく…。
ポル・ポト政権時代を奇跡的に生き延びた著者が、自らの体験を重ね、政治に翻弄される人々の悲劇を描く。行方不明の両親に、自身の無事を知らせるべく発表した話題の長編。
著者は、1954年、カンボジアのコンポン・チナン州生れ。ポル・ポト政権下で両親を亡くし、集団強制結婚させられる。同政権崩壊後、区役所に勤務しながら小説を書き始める。88年発表の本書(原題『闇は去った』)はデビュー作。

 

著者の来日講演があります、詳細は国際交流基金アジアセンター

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